私が如何に関西人であることを実感させられた話

こんにちは、エミです。
今日はホントにただのブログです。
いつもの直感だとかなんだとか、今回は全然書きません。

 

9月末から新たにお付き合いしてる彼は岐阜県の方です。滋賀県岐阜県は隣同士なので、文化や言葉、食べ物の嗜好も近いのかと当初は思っておりました。
が、関ヶ原の戦いは思いの外、西日本と東日本を大きく分断したんだなと実感させられることが多々あり、個人的にはお付き合いしててその差が面白くて楽しんでおります。

 

 

彼と話せば話すほど、私が如何に関西人なのか実感させられる

滋賀県。関西の方でも比較的、中部地方の文化が浸透してる割合が多い県。(だと私は思ってる)

 

大阪や京都・神戸でスガキヤのラーメンが恋しい滋賀県民です」と話しても、大阪や京都・神戸民には1ミリも恋しさが伝わらない寂しさを抱いてしまうのは、滋賀県民あるある。

滋賀県は昔、スガキヤの店舗数がめちゃくちゃ多かったんです!あのチープだけどなんか食べたくなるスガキヤのラーメンも、五目ごはんも滋賀県民にとっては幼き日々の想い出の味なんです!最近店舗数減ったけど!!悲しい!!恋しい!!

 

滋賀県は名古屋に行くのも大阪に行くのも、ちょうど同じくらいの時間で行けたりする地理なので、滋賀でも湖北あたりに住んでる方は岐阜県へ買い物に行ったりすることもあるんですよね。
私も稀に岐阜羽島コストコに行くことがあります。最近は全然行ってないけど。

JR西日本JR東海の境目の米原駅から既にJR沿線の分断が始まっており、私にとって岐阜県は隣の県だけどJRの管轄が変わる為、京都よりある意味遠い県って印象でした。

が、今は彼氏が岐阜県民のため、ここ1〜2か月で必然的に岐阜県へ行く事も多くなり。
関ヶ原駅の構内から見える、各武将達の名前が書かれた古い看板を見るたびに「この人たちが日本を大きく分断する戦いで活躍した武将達なのかぁ……」と、淡々とした気持ちで心の中で名前を読むんです。

 

米原駅からICカードで乗り継ぎ、岐阜の駅で改札出る前に乗り越し精算機をあえて通さないと改札外に出られないのを常々面倒くさいと思いつつ。
あと乗り越し精算機に【乗り越しエリアが異なるため、次回は予めチケットをご購入下さい】と怒られるのに少しイラッとしながら、精算を済ませて改札を出ていく瞬間に、ここは関西ではない事を実感させられたり。

 

今までは関西人とばかり付き合っていたため、食文化や言葉の違い、土地柄から育まれる感性も似てる人とお付き合いしてきました。見てきた番組や、ノリやフィーリングが関西人ならではで通じる人と付き合って来たと言いますか。

 

ですが、今度の彼は岐阜県民。
たかが隣の県、されど隣の県。
関ヶ原を越えると文化圏が変わってしまう、近くて遠い東日本。


彼と話をしていて、一番最初に「あ、この人中部・東海地方の人だ!」を実感させられたのは、方言でした。

 

関西人:めっちゃ(もしくはホンマ) 東海人:でら

彼は関西人で言うところの【めっちゃ】や【ホンマ】と同意義語を【でら】と言う事が多いです。

 

例えるなら。

「めっちゃ寒い!」→「でら寒い!」

「ホンマにうれしそう」→「でらうれしそう」

みたいな。

 

そもそも彼と話していて、基本的には滋賀県岐阜県も似た言葉遣いなため、話していて特別違和感は無いのですが。たまーに紛れる東海人味を感じる方言が入ると、私としては「やっぱりこの人は中部の人なんや」と感動を覚えるんですよね。

 

あとは名称を読み上げる時のイントネーションとか。
上がり下がりだけで、同じ名称だけど「???」ってなってしまう事もあって。
例:生協、取り置き、サイゼ(サイゼリヤ)の呼び方も微妙に関西とは違ってました。

お互いに「へー、そっちではそんなイントネーションになるのか」と、謎に感心し合ってる事が多々あり。(彼も関西人の彼女は初らしくて、文化圏の違いを感じてるらしいです)

まだ全然知らない方言とかあるんやろうけど、たまにふと出てくる方言に毎回聞き馴染無くて「ハッ!!」ってなってます。

 

関西人:ソース 東海人:味噌

関ヶ原の戦いはソースの文化圏と味噌の文化圏の壁を、大きく隔てた一戦だったのかもしれない。

それを実感したのは、私の35歳の誕生日。

誕生日は彼が住む岐阜まで向かい、彼の友達がやっているお店でお祝いしてくれました。お店でコース料理で出された食べ物の中に、豚の串カツがあったんですよね。
既にソースがかかってた串カツで、関西人の私としては頭の中がソースの状態で口に運ぶと、かかっていたのは味噌だったんですよ。

脳内が「甘い????!」ってなっちゃって笑

「え、ソースじゃない!そうか!ここは岐阜だから東海地方の味なんや!!」って、関西人の私は大きなカルチャーショックを受けてました。

 

彼の友達(店主)も「関西の人はソースやもんね、そりゃ食べたらちょっと違うよね」って言ってて。

 

味噌は味噌で普通に美味しいんですが、味噌味の串カツを口にした後に思ったのは「ソースが恋しい」でした笑
そう思った瞬間に「私って関西人だったんだー!!」と、本当の意味で今まで微塵も自分の中に関西人マインドを客観的に感じたことが無かったのですが、味噌味の串カツを食べた時に急に関西が恋しくなってしまいまして。いやまぁ、隣の県やし例え岐阜県に引っ越したとて、帰ろうと思えば帰れるんですが。

 

なんだけど……文化圏が変わる事を急に思い知らされました。これが京都や大阪へ行くのとは違うという事なのかと。隣の県なのに……??

 

ちなみに彼はおでんにも味噌をかけると話してて、味噌はどんな料理にも合わせられる事を東海人として力説してくれるそうです。でもポン酢はあんまりかけないって話を聞いて、関西人の私からしたら「え、なんでポン酢かけないの?ポン酢美味しいやん?なんで??」ってなってました。

もうこの時点で食文化が異なってて、私今後大丈夫なんかなと若干心配になってたりします。

友達にそんな話を相談したら「大丈夫、私がソースもポン酢も関西のもの送ってあげるよ」と言ってくれて、それがとても心強く思えたというか。ありがとう友達よ。

 

関西人:グランフロント知ってる 東海人:グランフロント知らない(当たり前)

先日、デートで滋賀・あねがわ温泉(日帰り温泉施設)に行ってきました。
お風呂上がりに二人で休憩場所でテレビを見ていたんですが、ふとグランフロントに設置されているカメラ映像が流れたんですよね。

アナウンサーの方が「こちらはグランフロントからの定点カメラの映像です」と話すと、彼は「グランフロントってなに?」と聞いてきたんです。

その瞬間に「あ、そっか、関西地区のテレビの放送圏外だからグランフロントを知らないのか(驚愕)」となりました。
梅田にある比較的新しいメチャクチャでかいショッピングビルだよと説明すると、彼は「名古屋駅の〇〇ってビルと一緒?」と聞いてきました。

が、私にはその〇〇ってビルが分からなかったので「ごめん、その名古屋のビルは全然知らない」って答えました。

当たり前だけど関西と東海ではランドマークが全然違うし、放送されている定点カメラの位置も違うし、オシャレなショッピングビルの認識が地区によって違うのも当たり前なんですよね。

なんだけどそういう所って、意外と盲点で。そういう視点が今まで無かったと言いますか。
こういうことで如何に私が関西人なのか、小さいながらも実感しているんですよね。

今までこんなこと無かったから、毎回毎回とても新鮮だったりします。

 

それでも感性は非常に似ているので居心地がいい

今の彼は、確かに文化圏は異なるところで育った人なんですが、感性は非常に似ている人だと思うので、一緒にいてて居心地がいいです。

例えば、彼は岐阜の山間部で育ったため、都会より田舎の方が落ち着くと話してました。私も家の裏はだだっ広い田んぼなので、山間部の田舎とは違うのですが、それでも自然がある方が落ち着くんです。
あとは、互いに海無し県なので、海に強い憧れがあるとか。(わかる)

 

結局のところ、どんな環境や文化圏で育ったとしても、感性が似ていると何となく相手のことが分かって居心地がいいみたいです。相手が味噌文化で私がソース文化だとしても。

居心地の良さはお金では買えないし、相手に合わせ続けるでも合わせてもらい続けても、きっと成り立たない大事な要素なんだと思う。だから、居心地のいい彼と付き合うことになって良かったなーって。それを何となく感じることが出来て、ほんと良かった。

人生で10回も会ったことない人だけど、すでに昔から何となく知っている感じの空気感なのも、きっと感性が似ていて居心地がいいからなんだろうなー。

そんなふうに最近は感じて生きております。元気に生きているよ!!

 

では、今回はこの辺で。
また次の記事でお会いしましょう〜。